~謎~ 寺町編2007.11.05
皆様こんにちは。
衣寺町店です。
今回は、衣の柄に数多く出演する“鯰”の謎について
触れてみたいと思います。
鯰が暴れると地震が起こる・・??
皆様も一度は耳にした事があると思います。
では・・・・なぜ?!
時は1855年 江戸時代。
安政江戸地震という大きな地震が関東地方を襲いました。
たくさんの家屋が倒壊し、街は混沌に溢れたそうです。
迷い、傷つき、生活を奪われた民衆は
やり場のない怒りをある物にぶつけました。
それが“鯰”でした。
実際、当時数多く描かれた『鯰絵』には、
巨大な鯰を寄ってたかって いじめる様な図が多かった様です。
また、中には地震によって思わぬ好景気がやってきた大工と
鯰が盃を交わす・・・などという風刺絵もあるそうです。
いっぽう、現代の学問において研究されたところでは、
鯰は電流を感じる器官が非常に発達していて、
地震が起きる前の微妙な電磁波に反応して暴れる・・
というのが定説だそうですが・・・
いずれにせよ未だこの「謎」は「謎」のままです。
そして、当の鯰たちも、服の上では知らん顔。
鯰に どんな力があろうとも、衣にとっての“鯰”は、
泥臭くて、愛嬌があって、時に滑稽な
愛すべき存在である事に変わりはないのですが・・。
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