「衣の着あわせ」 代官山店2012.01.21
気まぐれ日記をご覧の皆さんこんにちは。
寒さの厳しい毎日ですが、いかがお過ごしですか?代官山店です。
しかし寒い寒いとばかりは言っておられません。『1月は行ってしまう。2月は逃げてしまう。3月は去ってしまう。』と言われるように、毎年春にかけては本当に早く感じてしまいます。そしてそんな中、衣のお店にも春に向けての新作が出てきています!
その中でもお勧めなのが「菊と蝙蝠シャツジャケット」。よく見ると小さな蝙蝠が菊と唐草の間を飛び交う、人気の菊と蝙蝠柄を裏地のついたシャツジャケットに落とし込んでいます。これから先に楽しみな、暖かい陽射しを感じる時に使える1着です。寺町店の着あわせ(携帯の方はコチラから)では、生成り色であわせていましたが、色とあわせ方の違いでまた印象が変わって見えるかと思います。
中には「陰陽鳳凰カーデ」の赤色で明るさを出して、「手染め高蔵染インディゴ×柿渋ジーンズ」で渋くまとめます。まるで時間が経って錆びているような、柿渋特有の茶色が見え、色落ちの楽しみな味のあるジーンズなのです。
そして「壁画金魚シベリアンジャケット」を羽織って出掛けてはいかがでしょうか。今回はお財布を持って、暖かいコーヒーを買いに行きました。
春にお財布を買い換えると縁起が良いとも言われますので、ご準備をされてはいかがでしょうか?「鯉のぼり長財布」の新作「鯉のぼりはんなり長財布」は手に馴染む柔かい革を使用して、色のバリエーションもありますので、お好みのお色と出会って頂けると思いますよ。
※「鯉のぼりはんなり長財布」はオンラインショップへの入荷予定のない作品となります。ぜひ、衣各店までお問い合わせください!
寺町店オリジナル!インディゴアイテム2作品登場!!2012.01.20
気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。
寺町店です。
2012年がスタートして数週間…。皆様、いかがお過ごしでしょうか?新年の初月であるこの1月、なんと、2つの寺町店オリジナル作品がお目見えです!迫力の「風神雷神」に、力強い「龍」が、衣のインディゴ撚糸2アイテムにそれぞれ落としこまれました。
大きな風神雷神柄をロンTいっぱいに落とし込み、2つの抜染技法を用いて、1着1着、手仕事で濃淡を入れることにより、奥行きのある表情たっぷりに仕上げました。
【色】インディゴ・黒鉄
【サイズ】SS~XL
【価格】8,295円(税込)
インディゴ撚糸のスラブ糸で編まれたジップアイテムに、今年の干支でもある「龍」の柄、赤く力強い木瓜(ぼけ)の花が咲く、力強さの中にも品のある1着となりました。
【色】インディゴ・黒鉄
【サイズ】SS~L
【価格】13,440円(税込)
育てていくことに意味のある衣の“インディゴ撚糸”(ケイタイの方はコチラから)。この素材感を「風神雷神」「龍と木瓜(ぼけ)」と共に、春や秋、冬には着あわせで長く楽しんで頂きたい1枚です。
寺町店オリジナル2作品は、共に1月21日(土)より、衣寺町店にて販売開始となります。是非、ご覧にいらして下さい。スタッフ一同、心よりお待ちしております。
※お電話・メールでのご注文・お問い合わせも受け付けております。その際は下記へご連絡下さい。
【寺町店】Tel:075-212-6353 Mail:koromo-teramachi@kodaishin.jp
コロモール&三条店オリジナル「タツノオトシゴ七分袖T」!2012.01.19
気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは!
コロモールと三条店より、イベント情報のお届けです。
2店舗のオリジナル作品として、袖を切り替え遊びして作り上げたインディゴ撚糸(ケイタイの方はコチラから)の七分袖Tシャツに、今年の干支“辰”としてもしばしば取り上げられたりする「タツノオトシゴ」を落とし込みました。生地から色を抜き、3色のグラデーションで配色したインディゴ七分袖は、袖先に行くほど淡い色。異なるインディゴ色は着込んで育てるのも楽しみです。
また「古布を使用したポケット」と「タツノオトシゴ刺繍ワッペン」を、この作品への付加加工として受注も承ります。一点一点異なるパーツを選んで頂き、場所はあなたの思うままに置いてみてください。“あなただけの一枚”が作れちゃいます!
両店ともに、1月21日(土)より販売開始!
実は「刺繍ワッペン」と「リメイクポケット」は、タツノオトシゴのユニークな生態に由来しています。龍や馬にも例えられる美しい姿を持つタツノオトシゴのちょっと笑ってしまう一面…。スタッフが語らせて頂きますので、是非お店までお越しください!
「タツノオトシゴ七分袖T」
【サイズ】SS・S・M・L
【カラー】インディゴ・黒鉄
【本体価格】¥9,345(税込)
【付加加工価格】
リメイクポケット ひとつ¥1,050(税込)
刺繍ワッペン ひとつ¥525(税込)
※付加加工をご希望の場合、ご注文の日よりしばらくお待ち頂きます。また、数に限りがございますので、お早目にお越し下さい。
※お電話・メールでのご注文・お問い合わせも受け付けております。その際は下記へご連絡下さい。
【三条店】Tel:075-221-3553 Mail:koromo-sanjo@kodaishin.jp
【コロモール(木曜定休日)】 Tel:075-493-8335 Mail:koromo-koromoru@kodaishin.jp
ふしぎフシギ…、カカオ香るロンT発売2012.01.18
気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは!
年が明け、あっという間に1月も半ば。まだまだ寒い日が続きますね。
新しい一年を迎え、気分は一新。そして暖かい春の気配も少しずつ…。1月はなんだかワクワクする毎日ですね♪衣のお店には、そんなワクワクを服に落とし込んだ、何とも不思議なロンTが1月20日(金)より登場します!!
このロンTはなんと“カカオの香り”付き!カカオの甘くちょっとビターな香りが広がります。目で見て、手で触り、鼻で匂う。衣らしい“五感で楽しむ”不思議なロンT、ぜひ体験してみてください!
【サイズ】S・M・L・XL
【カラー】橙・薄茶
【価格】¥6,195(税込)
柄は男性も女性にも人気の“蓮唐草”。プレゼントにご購入をお考えの方は、是非「一蓮托生」という言葉を添えてみて下さい。「あなたと添い遂げます…」。日本らしく奥ゆかしい告白言葉、きっと喜んで頂けると思います!
“香り付き”という不思議な一枚。個性的な一枚をお探しの方にはもちろん、ちょっと変わったプレゼントをお探しの方にもオススメです!
※「カカオの香り」は洗濯しても香りますが、永続的なものではありません。あらかじめご了承ください。
※名古屋パルコ店へのは本作品とは異なる名古屋パルコ店だけの特別な柄をご用意。そのため、本作品の入荷予定はございません。ご理解いただけます様、お願いたします。販売日など、詳しくは名古屋パルコ店までお問い合わせ下さい。(TEL:052-264-8183 Mail:koromo-nagoya@kodaishin.jp )
「日本人の個性」 代官山店 鬼丸2012.01.16
皆さんこんにちは、代官山店の鬼丸です。今年も宜しくお願い致します。
今回の気まぐれ日記のテーマ「民族」ですが、大和民族「日本人の個性」について語らせて頂きます。
皆さんは「沈没船ジョーク」というのをご存じですか?
「様々な民族の人が乗った豪華客船が沈没しそうになっています。それぞれの乗客を助ける為、海に飛び込ませるにはどのように声をかければいいのか?」
誰だって海に飛び込みたくないですよね?そんな時、アメリカ人には「英雄になれますよ」、ドイツ人には「規則ですから」、と言えば自ら飛び込んでくれるというのです。では日本人には何と言えばよいのでしょうか…。ズバリ!「皆さんやってますので!!」
そう、何でも皆と同じで個性がないと言われる日本人への皮肉です。個性とは云わば信念、信条…まぁ、簡単に言うとこだわりです。皆さんはこれだっ!!というこだわりをお持ちですか?僕には「衣」の服なのです。
以前、名古屋パルコ店の大山さんが「衣民族」について語っておられた(ケイタイの方はコチラから)様に、まず見た目が個性的。それだけではなく、手間と時間をかけ、手作業により作りあげられる作品に、一つとして同じものはありません。それはまさに最高級の個性なのではないでしょうか!?
そう考えると、僕にとっては日本人ほど個性やこだわりを持った民族は他にいないと思います。さてさて僕は個性のある男に見えますでしょうか?またお店で個性のお話、いたしましょう!!
「衣の着あわせ」 寺町店2012.01.12
明けましておめでとうございます。衣寺町店です。
2012年も、どうぞよろしくお願い致します。
さて新年第一回目の寺町店の着合わせをお届けいたします。何度か、この着合わせブログでも登場している「ウールブランケット」のシリーズ。アンティークな軍もの毛布をイメージして作られたこの素材は、ガシッとしっかりした重厚感がありつつ…、でもどこか温かみのある素材です。
ベストタイプには裏にボアが付いており、これがまためちゃくちゃ暖かく、中に着込むとそれだけで充分に暖が取れる一枚です。ベストを朱赤にジャケットは苔色に、あえてあべこべの色味を合わせてみましたが、これがまたカッコいいんです!!
その中に合わせるシャツは新作の「菊こうもりシャツジャケット」の生成色を、ちょっぴり春を意識して合わせてみました。シャツJKの形なので、春先の軽く羽織れるジャケットとしても使って頂けるのでお薦めの一枚です。ポイントに古布で作った「襤褸ネクタイ」を締めて完成です。
店頭にて、ぜひこの組み合わせを試着してみて下さい!!お待ちしております。
※「襤褸ネクタイ」はオンラインショップでの取り扱い予定のない作品です。また、「ウールブランケットベスト【朱赤】」の再入荷予定もございません。ぜひ、衣各店までお問い合わせください。
「こぎん刺し」 コロモール 西野2012.01.10
新年あけましておめでとうございます!
コロモールの西野です。
さて、秋冬テーマ“少数民族”。私は、去年の年末にずっとやりたかった東北伝統の刺子…、『こぎん刺し』でお正月にお酒を飲む様に古布に刺子をしてコースターを作りました!師走の合間を見つけチクチクと。
この刺子の文化は、まさに日本の少数民族の文化かなと思います。
東北の長くて厳しい冬。江戸時代には藩の統制で、一部の人を除き大半の民衆が貴重な絹は着る事を許されず、さらに木綿は育たぬ寒冷地帯。結果、着られる物は麻の一枚仕立て。(とっても寒そうですね!!)
そんな中、働く男衆の為、家族の為、当時の女性たちは知恵を絞り、刺子が産まれたそうです。刺子をすると裏に糸がびっしりと並び、自然と生地の補強と防寒の役割を果たしてくれます。
少数民族…、限られたコミュニティーの中で、その環境特有の人々の思いやりの心を感じる事ができました。秋冬テーマは“少数民族”でしたが、毎シーズン衣主から出されるテーマがあり、そのテーマを想いながら衣の作品たちを見るのも又違った面白い見方ができるはずですよ。
最後になりましたが、今年も一年よろしくお願い致します。沢山笑って過ごせますように、皆様の2012年の御多幸と御健康お祈り申し上げます。
「チイパオ」 千葉パルコ店 石井2012.01.06
あけましておめでとうございます。千葉パルコ店の石井です。
「衣」でもおなじみの「チャイナカラー(スタンド衿)」の中国!その中国人が着る伝統的な衣服、チャイナドレス「旗袍」(チイパオ)についてお話ししたいと思います。
「旗袍」は中国の長い歴史の移り変わりの中で、様々な種類が生み出され変化をとげてきたそうです。高い衿やスリット、装飾用の釦や女性物のワンピースの特徴を備えたものなど・・・。そのデザインはいつの時代でも女性本来の美しさを引き出し、そして表現してきたものだったのです。
そんな「旗袍」も、中華人民共和国成立後から文化大革命の期間を通して、見られなくなってしまったそうです。
ですが、数百年の歴史の中で一度は廃れてしまった「旗袍」が、今、その良さが見直され、人々によって再発見され、今では「旗袍」は単なるファッションとしてのみにとどまらず、それは中国国民の誇るべき象徴になったのです。
歴史こそ違えど、日本の着物にも通じるものがあるのではないでしょうか・・・。
・・・国々の持つ歴史、文化が色濃くでる民族の衣服。私達は大事に受け継いでいかなければならないと思います。
また「衣」でも“「旗袍」のチャイナカラー”を思わせるロンTや、着物のジャケットがありますので、気になった方!着てみたい!と思った方は、ぜひ見にいらしてください!中国と日本の歴史に、ぜひ触れてみてくださいね・・・。
「衣の着あわせ」 三条店2012.01.05
あけましておめでとうございます。三条店の赤瀬です。
2012年の初売り、そして福袋、寒さが厳しい中お並びいただけました皆さま、本当にありがとうございました!また、本年は都合がつかずお越しいただけなかった皆さま、翌年の初売りの際には、お待ち申しあげております!今年もどうぞ、よろしくお願い致します。
新年最初の三条店着合わせをご紹介いたします。
皆様、「山折り袖フレアジャケット」という名前のアイテムをご存知ですか?袖が2か所で切替しになっており、身頃も生地をたっぷり使用している為、歩く度にフワフワ広がる、あるようで無かったおもしろい形をしています。
ウエストに紐が付いているので、強めに締めてラインをスッキリ見せるもいいですし、思い切って紐を外してボリュームあるラインにしても素敵です!(私は紐を外したスタイルでよく着用しています!)
下の写真で私が着用しているのは、衣でもおなじみ手描き友禅作家「奈々緒」さんに絵付けしていただいた手描き牡丹。 大胆な図柄がフレアジャケットの形に合わさり、動く度に見える牡丹には圧巻です!今季、この形で素材・色・柄を変え、様々なパターンで店頭に並んでいます。是非、お店で実物を見て、試着してみてください!!
<写真の着合わせ>
インナーには「百花蝶タートルネックロンT」を合わせ、少ししか見えない部分も抜かりなく!ボトムスの形は定番の「パンツスカート」ですが、少し丈が短くなったバージョンです。ブーツスタイルにピッタリで今季お気に入りの一枚です。裾に広がる椿の柄がたまらなく可愛いのです!
※「山折り袖フレアジャケット」「パンツスカート(着あわせに使われている物)」はオンラインショップには入荷予定のない作品となります。ぜひ、衣各店までお問いあわせください!!
新年のご挨拶 衣 主 (ころもあるじ)2012.01.04
明けましておめでとうございます。
…一年が、又、始まります。
人々の生活や思い出の写真一枚までをも飲み込んだ、あの大津波のように、時間という物は絶対的な力で過去を飲み込んでいきます。一方で、孤独に苦しかった事も、体が震えるほど腹が立った事も流し去り、静かなさざ波にしてくれるのも時間です。時間というものと対等に戦えるものは、きっとこの世には何もないのだろうと思ってしまいます。
拘束の多い毎日の中で、私が唯一楽しみにしている“無所属”な時間を過ごす場所があります。
京都から電車を乗り継ぎ3時間…。空気が凛と冷えきった駅から車で30~40分。野生のシカの群れが狭い山道を占領する、人里離れた奥深い山あいのつきあたりに、そこはあります。
とりわけ一人が好きな訳でもないのですが、人はどこか自分と対峙して、自分を取り巻く人や環境に感謝し、自分が何なのかを考える場所と時間は必要だと考えています。
木から落ちた小枝のように流れに身をまかせて生きていく事は出来ないにしても、川の中央の石ころにひっかかり、もたれることも、時にはありがたいものです。
そこのパンフレットに書かれていた言葉がとても好きです。
「私たち人間は『意志』と言うモノを持ち合わせています。同じように大自然にも『意志』は存在します。土や水、空気、草、木…、みな『意志』を持っています。ですが、現代人はいつしか大自然が放つ『意志』を聞こうとする事を止め、ただ、自己の為だけに生きるようになってしまい、『癒し』や『安らぎ』が必要とされる時代が訪れる事となりました。(略)」
私達が2011年に遭遇した出来事が何かを伝えたい自然の意志だとしたら、人類全てが考える時間が必要な気がします…。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。