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はじめての衣 ~酒井編~2008.03.10

気まぐれ日記をご覧の皆様

こんにちは。

名古屋パルコ店の酒井です。

年に二回行われる衣の「展示会」。
各店のスタッフが思い思いのアイデアで作品を作ります。
その中から選ばれた数点だけがお店に並び、
皆さんの目にふれるのです。
以前から展示会の度に作っていたのですが、
選ばれることはなく、いつもくやしい思いをしていました。

 そして、昨年07秋冬展示会、テーマは「謎」でした。
「とにかく今まで誰もやったことがないインパクトのあるものを作ってみよう」と考え、
思いついたのが無数にガイコツをパッチワークしたジーンズでした。
「謎」というテーマに沿い自分なりに考えて、
ガイコツを百八つ、「煩悩」をガイコツで表現しました。
それが、初めて展示会作品としてお店に並ぶことに決まったのです!
それからは、工房や名古屋パルコ店スタッフから手直しのアドバイスや、
必要なパーツ作り、縫いつけ、刺し子など、色々と協力してもらいました。
休みの日も毎日のようにミシンを踏むためにお店に向かい、
閉店後も夜中まで一人でミシンを踏んだこともありました。
常連さんから「頑張ってね」とあたたかい声をかけて頂いたりもしました。
・・・そして全てのジーンズを縫い終え、
それらがお店に並んだ時の達成感は一言では言い表せないものでした。
一枚の服が出来上がるまでには、見た目だけでは伝わらない

苦労や努力があるのだと知り、
衣の「能書き」に綴られている文章の意味を身をもって感じることが出来ました。

08’春夏の展示会は3月20日(木)から。

テーマは「縁日」です。
スタッフ渾身の一枚を是非、見に来て頂ければと思います。Photo

もうひとつの・・・“はじめての衣”2008.03.07

気まぐれ日記をご覧の皆様
こんにちは。
3月に入り、だいぶ寒さも和らいできましたね。
春はもうすぐそこまで・・。
待ち遠しくて、私たちもワクワクウズウズしています。

 さて、そんな春風にも負けない、
あたたかくて幸せなお手紙を先日頂戴しました。
名古屋パルコ店のお客様からの投稿です。
たくさんの笑顔と、
並んだ衣の洋服たち。
ついついこちらも笑顔になってしまう、
そんなお手紙と写真でした。

2008.03.07

私のはじめての衣・・・は、
一昨年のクリスマスに妻からもらったカーデガンでした。
背中に雲と山の間をガイコツが駆けている図柄の品でした。
一目見て“個性的なデザインだなぁ”と思い、
店を見たくなった事を覚えています。
 年が明け、1月7日の誕生日に龍柄のロンTを
プレゼントにリクエストして買ってもらい、
その後ホームページを見る様になり、衣に興味が湧きました。

 それから2週間ほどしてから、ホームページの表紙の2
デザインが気になり、再び店を訪れた時に対応して下さったのが
3月1日から大津店の店長となった『近藤さん』でした。
体が大きい為、サイズがなかったのですが、
出来る限りの対応をして下さったこと、
とても嬉しく思っています。
(数日後にサイズの件で連絡をもらい、
再びお店に訪れた時に、半纏のハーフコートに出会いました!)
それ以来、完全に衣に惚れ込んでしまい、今日に至っております。

 サラリーマンですので、毎月の様に買う事は出来ませんが、
一生懸命小遣いを貯めては、
また新たな作品との出会いを楽しみに日々を過ごしております。

 最近では、中学1年の娘や親戚のやよい姉(!?)まで
衣ファンになり、私の周りに衣の空気が漂っております。

 これからも、たくさん購入する事は出来ないですが、
熱烈な衣ファンであり続けようと思っておりますので、
今後も素敵な作品を出し続けて下さい。 Photo

はじめての衣 ~岸田編~2008.03.03

気まぐれ日記をご覧の皆様
こんにちは。
衣大津パルコ店の岸田です。
縁があって僕は今、衣のお店に立って衣の商品や
その一つ一つが持つ意味を伝えていく側に立たせてもらってます。
 しかし、衣に入る前の僕は、服の知識が無く、
ただ、服が好きで、どうしたらオシャレに見えるのかという表面的な部分でしか、
衣服というものを捉えていませんでした。
和柄という分野にもそれほど興味が無かったというのが本音です。
 そんな僕でしたが、ある一枚の衣のロンTに出会い人生全てが変わってしまったのです。
約2年前、初めての仕事の日、店頭に立たせてもらうという事で、
お借りしたロンT・・・ その名も「目玉お化けの鯛みこしロンT」。
・・・何だこれは!
頭が目玉、
体は人、
鯛みこしを四人で担いで走っているではないですか。
しかも一人のチビおばけが転んで焦っている姿が刺繍で描かれていて、
・・・とても笑えました。
聞いたこともないタイトル、
見たこともない絵柄、
初めて触れた素材。
一枚の服にまるで魂が宿っているかのように感じたのです。
言葉では上手く表わされない衝撃を受けたのです。
糸から染めて作られた藍染ロンT。
少しとろみのついた抜染糊というものを用いて、
一筆ずつ手描きで絵を描いた手描き抜染という技法。
何もかも知らない世界でした。
この世にこんな服があったのかと、
とても新鮮な心地よい気分になったことを、今でもハッキリ覚えています。
一枚の服から始まった「初めての衣」。
一枚の服のストーリー、
込められ想い、それに対して自分が感じたことを伝えていくのが今の仕事となりました。
 そのロンTは2年経った今でも大切に育てていっています。
藍の色が全体に冴え、アタリの部分は独特のいろみを放ち、
首回りや袖の手首の部分は擦れて破れもあります。
それも味の一つです。
自分だけのヴィンテージロンTと言った所でしょうか。
皆様も是非自分だけの一枚を育てていって下さいね。
Photo

“気まぐれ日記”に投稿してみませんか?2008.03.01

気まぐれ日記内で、スタッフ達が綴る
「はじめての衣」。
懐かしさに少し微笑んだり、
以外な過去に少し驚いたり・・・と、
スタッフそれぞれが持つ、それぞれの“思い出”を垣間見た気もします。

 まだまだ『気まぐれ日記』の順番は半分を過ぎたところ、
これからもスタッフ達の懐かしい昔話に どうぞお付き合い下さい。

 さて、年明け前から始まったこの「はじめての衣」というテーマ。
その冒頭の言葉はこうでした・・。
  『あなたにとって、初めての“衣”は何ですか?』

・・・この質問を、今度はお客様に投げかけてみたいと思います。
このホームページをご覧になっている皆様、
店頭にて衣の洋服に触れて下さった皆様、
“あなたにとっての、はじめての衣”というテーマで
文章を投稿してみませんか?
ご自身の持つ 記憶の中の淡い思い出を、言葉で表現してみませんか?
文字数の制限や、言葉の制約はありません。
ご自由に、ありのままの気持ちを書いて頂ければ結構です!
また、写真の掲載も可能です。

 このテーマに沿った投稿をして頂ける方は、
弊社ホームページ内の「お問い合わせ」内に文章を記載して頂くか、
文章を記載した物をメールに添付してお送り下さい。
携帯電話からの投稿も可能です。
また、写真をお送りする際も 同様にメールに添付してお送り下さい。
(店頭に文章や写真をお持込み頂いても対応致します。スタッフにお渡し下さい。)

 皆様からの投稿を、心よりお待ちしております!
文章の うまい下手は関係ありません・・・。
瑞々しい記憶の欠片を、是非言葉にして下さい!
よろしくお願い致します。

※頂いた文章に、不適切な表現があった場合のみ
 弊社の方で手直しをさせて頂く場合があります。ご了承下さい。
※写真をお送りになる際、写っている人物や建物等、
 掲載に関して許可がとれる画像をお使い下さい。
 また、本名等 個人情報の掲載に抵抗がある方もその旨をご記載下さい。
※文章を頂いた後、改めてこちらからご連絡差し上げます。
 ネット内にアップする日付等、ご相談させて下さい。

写真:青空の下 咲いた梅の花。

    本日から3月です。

    新しい月に、新しい事を始めてみませんか?

Photo

はじめての衣 ~近藤編~2008.02.26

こんにちは。
名古屋パルコ店の近藤です。
今回のテーマが「はじめての衣」ですが、
私は衣で働いてることが全て“はじめて”に繋がります。

 皆様もご存知のとおり、衣の商品は手作りです。
昔ながらの伊勢型紙を使って抜染したり、
版を作ってインクで刷る手刷り印刷をしたり、
間近で職人の手ぶり刺繍を見れたり・・・と、
見るもの見るものがはじめてづくしでした。

 衣では、年に何度か研修もあり、
泥染めを体験したりジーンズの生地を織っている
工場を見学し、服が出来るまでの工程をいろいろ学びました。
最近の「はじめて」は全て人間の手で動かして作る手織りのデニムを見れたことです。

 手元ではタテ糸、ヨコ糸を交互に入れていきます。
織り幅を整えるペダルが4~5本あり、用途によって使い分けます。
常に手と足全部を動かして織られるデニムも一時間に15cm程です。
気が遠くなる作業ですが、手織りだからこそできる、デコボコした生地は
何ともいえない味のあるデニムに仕上がっていました。

 次はどのような「はじめて」があるのか、今から楽しみです!!

Photo

パルコ休館日のお知らせ2008.02.18

平素は当店を御利用いただき御厚情のほど、

心より御礼申し上げます。

今月、下記の曜日をパルコ休館日の為、休業とさせて頂きます。

         ご確認下さいませ。

       【大津パルコ店】 2月21日(木):28日(木)

       【名古屋パルコ店】 2月20日(水)

          よろしくお願いいたします。 

                             パルコ店スタッフ一同

はじめての衣 ~大竹編~2008.02.18

初めての衣・・・
それは6年程前のことでした。
当時学生だった僕は東京に就職が決まり、
最後の京都を楽しもうと一人ふらふらと街を歩いていました。
 『寺町蛸薬師』
よく通っていた場所だったのですが、
今までは気づかなかった全く新しく見えるお店があったのです。
 思い切ってお店に入り、
入り口から一番近くにあったインディゴのTシャツを手に取った時、
その色・刺繍・デザインに、これだ!と思い、
迷わず購入したのでした。
 そして「関東にお店はないのですか?」と聞くと、
間もなく代官山にオープンすると言うではないですか。
これは運命だ!と思い、東京に行ってからは代官山店によく通っていました。
 その後、勤めていた会社を辞め京都に戻り、
縁あって今はお世話になっております。
あの時寺町店で感じた新鮮であり、
不思議な確信を持った感覚。
それと似た新鮮な気持ちを、先日今まで訪れたことのなかった唯一の衣、
名古屋パルコ店で感じることが出来ました。
壁から顔を出す大きな鯰に迎えられ、
京都とはまた違うその土地の顔を合わせ持った衣。
6年前の初めての衣を思い出し、懐かしくも嬉しく、
そして力が湧いて来たのでした。
 Photo 今は6店舗の衣。
皆様もぜひ初めての衣を体験しに行ってみてはいかがでしょうか?
きっと新しい何かが待っていると思います。
  

はじめての衣 ~島編~2008.02.11

初めての衣、
そう言われて思い出した一枚のTシャツ。

遡ること、二年と半年程。
初めてこの代官山店のお店に立った日。
そのTシャツに身を包み、
不安と期待・・・様々な思いを抱いていた事がまるで昨日の事の様に思われます。
まだ、その時はこのTシャツがどんな素材でなどと知る由もなく、
ただ「着心地の良いTシャツだなぁ」と思っていました。
 “ジンバブエコットン”
それが、このTシャツの素材だという事を
知ったのはそれから数日後の事でした。
衣にお越し下さる皆様の中にはご存知の方、もしくはお持ちの方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
最初に聞いたときは、ジンバブエ・・・?どこ・・・!?と
無知もいい所で「聞いたことはあるかなぁ」という感じでした。
ジンバブエとはアフリカ大陸の南に位置する国。
そこでとれる綿は通常の綿よりも
糸の一本一本の繊維が太く長い為、丈夫でありながらも、
柔らかくふくらみ感があります。
肌触りの良さ、そして微妙な凹凸感のある風合いが何とも言えず
僕の大好きな素材です。
 二年半前にガチガチに緊張していた僕が初めて手に取ったTシャツ。
そこには大きな菊の手刷りが入っています。
今まで、様々な柄がそこには落とし込まれていき
そして、これからも衣の店頭に並び続けていくであろう
“ジンバブエコットン”。
 その素材にこれからどんな新しい世界が描かれていくのか、
その一枚一枚を楽しみにしながら今日もまたお店に立たせて頂いています・・・。

Photo

『衣椿』2008.02.08

日本の冬を彩り春の訪れを告げる花・・・椿。
鮮やかに咲き誇った後、花びらではなく花のまま落ちる姿は
潔くも・・・儚く・・・。そこには凛とした美しさがあります。 
その椿がこの度職人たちの手によってこの世に二つとない彩りの
“衣椿”へと姿を変えました。

衣の定番インディゴTシャツには抜染と手振り刺繍を施し、
長袖シャツ、ロンTには二人の手描き作家が
友禅、水墨画とその生きた筆でそれぞれの世界を描き出しています。

来たる2月9日(土)よりPhoto
東は代官山店、西は寺町店にて限定販売致します。
“衣椿”と共に春の新商品も続々登場致しております。
是非、今年一番の“春”を探しに足を運んでみて下さい。

    写真:【左】枝垂れ椿半袖T・・・¥8,295(税込)
        【中】手描き 舞椿と鶴長袖シャツ・・・¥27,090(税込)
        【右】手描き 濡椿ロンT・・・¥12,390(税込)

各店オリジナルのバレンタインラッピングも承っております。
プレゼントにも是非。Photo_2 Photo_3

(左が代官山店オリジナル、右が寺町店オリジナルの

 バレンタインラッピングです。)

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