主(あるじ)より2005.10.19
「時代」が移ることを「時の流れ」と人は呼ぶ。
でも流されて、流行り物のひとつになるのだけは絶対にいやだった。
それをここまで理解し、支えてくれたすばらしい仲間が衣にはいる。
世界の中でも、四季の温度差が極端といわれている日本。
その中でも京都ほどその振れ幅の大きいところはない。
蒸暑い夏や、体の芯まで底冷えする冬と戦いながら京都の人々はこの街をつくってきた。
商品を世に送り出すのが店ならば、その店を生み出すのは人。
人が店をつくり、店が街を創り、街が歴史を積み上げていく。
全ての原点にいるのはやっぱり人。
衣もその歴史を語り始めると「スタッフ」という仲間をはずしては何も語れない。
これからゆっくり時間を掛けて、どう衣という糸に絡まってきたか、お伝えするのを楽しみしています。
代官山店より2005.10.19
三年前・・・東京から交通費がないからと原付で18時間かけて京都の衣にやってきた一人の青年がいなければ、今も東京には衣の店はなかったかもしれないと思っています。
大都会の片スミで、この空間だけは京都そのものでいられる事を忘れてはいません。
「おおきに・・・」と言うはんなりした京言葉に恥じること無いよう、衣を伝えて行きたいと思っています。
名古屋パルコ店より2005.10.19
名古屋にやってきて1年が経ちました。
京都から近いようで遠い名古屋は、風習も習慣もどこか違っていて、初めは何かと驚くことが多かったです。
“どうかここで京都を感じてもらいたい…”その思いで過ごしてきた1年。
ありがたいことに、今ではたくさんの方に御来店いただき、日々の出会いに感謝しております。
少し衣も名古屋にとけ込んだでしょうか…。
これからもますます良い輪を広げていきたいと思います。
この日記からも大きな輪が広がりますように。
大津パルコ店より2005.10.19
この大津の地に衣ができてはや6年。ご存知でない方も多いとは思いますが、実はなかなかの古顔なんです。初めは一人でご来店されたお客様が、彼女と2人で来てくださるようになり、いつの日かご夫婦になられ、今ではお子さんも一緒にファミリーで御来店下さいます。そんな人生の時々に衣の服があり、その時間をこのお店はお客様と共にし、成長してきました。これからもお客様と一緒にゆっくり歩んで行きたいと思っております。こんな大津パルコ店での様子や、楽しいイベント・限定商品の情報など琵琶湖のほとりからお伝えしていきます。
三条店より2005.10.19
毎日あたりまえの時間に、あたりまえの道を自転車ではしっている通勤途中に、ある日嬉しい出来事がありました。衣の服を着た方を続けて見たのです。それはちょっとしたスパイスを落としたような瞬間です。どの方もすごくカッコ良かったです。好きな柄や色を気持ちよく着るのが、一番のお洒落だと思います。そして不思議とその人によく似合ってるんです。三条通りと言う立地上、遠くの方にお会いする事も多いです。あたりまえに仕事をするのではなく、色々な土地の人に出逢える事に感謝しながら、この気持ちを忘れずいたいと思います。
寺町店より2005.10.19
皆様こんにちは。今年春にリニューアルオープンしてから早くも半年が過ぎた寺町店です。ピカピカだった床や壁も味のあるものに姿を変え、まさに足元から天井まで、これでもかという位に衣の空間になりました。この日記から京都の中心の、ざわざわした中に混ざり合った、衣の空気を少しでもお届けできたらと思います。
コロモールより2005.10.19
衣6店舗の中でも最も古い“本店”京都北山コロモールです。
ゆっくりとした時間が流れる中で、独自の路線を走り続けて今年でめでたく18年目を迎える事ができました。
これから、この気まぐれ日記にて衣の歴史やコロモール限定のイベント、商品のご紹介などをさせて頂こうと思っておりますので、衣を知りたい方や、ベテランの衣ファンの方々など、是非ご覧下さい。
かわら版2005.10.19
働く衣を探しに街にでました。
写真をお願いすると少し恥ずかしそうにされましたが、ファインダーを覗いた時にはもう職人の顔に戻った人々が働いていました。
気合を入れてめかしこんだ時に着る服。
でもそれはたまに「特別」なときだけでいいものなのかもしれません。
仕事をして汗をかき汚れた服でも、それは立派な殊勲賞。
気兼ねせず、石の上にも座れる。
土の上にも転がれる。
よごれても誇れる服。
それは衣が追いかけているひとつの生き方です。
トップページの方々、ご協力ありがとうございました。
あの時感じた「何か」を伝えて行きたいと思います。