三条店限定Tシャツ2006.12.29
普段、何気なく暮らす毎日に、当たり前にあるもの。
あまりにもそばにありすぎて、その素晴らしさ、ありがたさをも
忘れてしまいそうになります。
衣三条店では、そんな“忘れてはいけない大切なもの”を漢字に変えて
Tシャツに表現しました。
“天上”や“大空”など、上の方というイメージが強くありますが、本当の
所は“生まれ持ったもの”という意味を持つ「天」
晴れ着に、あっぱれ日本晴れ!とおめでたいイメージのままに、
さっぱりとしたすこやかな気持ちを表す「晴」
時には台風などの災害を連れて来たりもしますが、様々に姿を変え、
驚く程に空を美しく彩って見せる事の出来る「雲」
ハッと息をのむ程美しいものもあれば、さりげなくそっと咲いて、
やさしい気持ちをくれるものもある「花」
そして「生」には、連日報道される悲しい現実に向け、
“せっかく生まれてきたんやから、強く生きなあかん!!”という思いが
こめられました。この「生」が、ちょっと怒った顔に見えるのは、その思いが
悲しい怒りに変わったからだと思います。
今回は、この5つの漢字を選ばせて頂きました。
私達が、何気なく使う、字の一つ一つにも意味があり、その一つ一つが
とても素晴らしい事。
どれがどの字か、お分かりになられましたか?
答えは、三条店の店頭にて ご覧いただけます。
「衣」薀蓄(うんちく)書~藤原編~2006.12.25
私が初めて“着込んだ味”という物に心を動かされたのは、
骨董市で出会ったボロボロなのにつぎはぎをし、あて布をしてまで
洗いこまれた 今までに見た事のない藍色の野良着でした。
野良仕事に用いられていただろう、この着物は、まさしく
「ジャパニーズデニム」の姿でした。
以来“インディゴを着込む”という事の魅力にとりつかれてしまったのです。
着て、汚れて、洗いを繰り返す。当たり前の服の日常ですが、使用されている
糸の太い・細い、編みたての強弱、染めの工程。
全ての違いによって、まったく異なる表情を見せるインディゴの服。
普通に洗剤を入れてぐるぐる洗う、柔軟剤だけで洗う、裏返して洗ってみる、
そして、手洗い・・・など、実験の様な日々を過ごしてみた事もあります。
でも、何が正しく、良い事なのかではなく、その服と過ごした過程の記憶が嬉しく
心に残ります。
“着込む”という事は、時間を経る、という事。
初めに書いた「野良着」の様に、ほころびや穴も出てきます。
しかし、それも自分の描いたデザインの一部分として取り入れてあげる事が
自分の生み出すビンテージなのだと思います。
そして、そこに又手を加えてあげる事(つぎはぎ、あて布)で、本当の
意味での世界でたったひとつだけの自分の服が完成されるのではないでしょうか。
皆様も、ぜひ自分なりのリペアを楽しんでみて下さい。
「衣」薀蓄(うんちく)書~禾本編~2006.12.18
みなさまこんにちは。
名古屋パルコ店の禾本です。
私は、お店に立っていて“男物の作りですか?”“男あわせしかないですか?”と尋ねられる事が、時々あります。
・・そこで疑問に思ったのが、
「なぜ男ものと女ものの違いがあり、釦(ぼたん)の付け方が違うのか?」という事。
みなさまはご存知ですか??
実は、釦が使われる様になった時代、釦は大変高価な物で裕福な人しか
使える事が出来なかったそうです。上流階級の婦人は、メイドに服を着せて
もらっていたので、釦がはめやすい様にメイドから見て右側に・・・
つまり、自分から見て左側に釦を付ける様になったそうです。
ただ、意識する人も時代と共に減り、「男だから・・」「女だから・・」
こうじゃないと駄目 という感覚は薄れていっていると思います。
衣の商品の物でも、釦の付け方はほとんど右側に付いていて、男女関係ないです。
例えば、名古屋のスタッフの酒井君は、着物スカートの柄に一目ぼれをしてしまい
普通は着れないので、ジーンズの上から巻き、わざと端の部分を上に
折り返し履いています。私自身も着物スカートを持っていますが、
こんな履き方もあるんだ、と感心させられました。
もちろん体格やスタイル、どう着るか などはあると思いますが、
「自由」という社会の中で、服の着方ひとつにも とらわれや決まり事が
少なくなったのも今の時代の特徴です。
一人一人が、自分の持っている個性を最大に主張でき、好きな物は
好き、で自分らしく着ることを楽しんだらいいとも思います。
「ゆく年ロンT・くる年ロンT」2006.12.17
今年もやってまいりました!!
大津店、名古屋店のみの限定発売です。
期間【12月29日(金)・30日(土)・31日(日)】
サイズ【SS・M・L】
色【墨黒・赤・ピンク・サックス・ベージュ】
価格【2006円】
“くる年ロンT”
期間【1月4日(木)・5日(金)・6日(土)・7日(日)】
サイズ【SS・M・L】
色【墨黒・赤・ピンク・サックス・ベージュ・カーキ・チャコールグレー】
価格【2007円】
今回は、とてもカワイイ柄。干支達の大行進!といったところでしょうか・・・。
残念ながら、今年も お一人様一着までとさせて頂きます。
お時間ありましたら、上記の日にご家族、ご友人とお店をのぞいて見て下さい。
スタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
「衣」薀蓄(うんちく)書~二宮編~2006.12.11
唐突ですが、皆様は魚偏の漢字をいくつ書けますか?
海水魚や淡水魚、また貝類などにも使われていて、
かなり多くの種類があります。
前々回も書きましたが、僕は宇和島という海沿いの町の出身なので、小さい頃から
なんとなく魚を漢字で覚えていました。
魚偏の漢字は、「魚」に何か一文字くっついて出来ていますが、その由来を
調べてみると 以外で、ちょっと面白い物が沢山あります。
まずは「鰤」。おそらく最も有名な出世魚で、ハマチより大きい物を鰤と呼びます。
この魚は、冬の12月に一番脂が乗って美味しい事から、「12月=師走」という
事で「師」がくっついたそうです。
続いては「鰹」。この魚は、普通に生でも食べられるのに なぜか「堅い」と
書きます。これは、魚自体の事ではなく 鰹節の、削る前の、あの木の様な
状態を指します。街中では、節の状態で見かける事はなかなかありませんが、
錦市場に行けば売っているので、もし見たことのない方は一度見てみて下さい。
最後に「鯨」。哺乳類ですが、魚偏が使われています。それにくっついている
「京」、この文字はもともと、小高い丘 という意味が使われていたそうで、、
丘の様に見える大きな魚・ということから「鯨」になったそうです。
この他にも、面白い物がまだまだありますので、興味のある方は色々と
調べてみて下さい。
ちなみに、魚偏の漢字、先程書いてみたら 27個書けました。
皆様はいかがだったでしょうか・・・・・。
衣代官山店から”クリスマスプレゼント”2006.12.08
「衣」薀蓄(うんちく)書2006.12.04
衣スタッフと皆様がもっと近づける様に・・と始まった「気まぐれ日記」も、
無事ふた回りすることが出来ました。
前回のテーマ「旅」ではスタッフが体験した旅先での出来事や、土地に関する想いなどを、それぞれの言葉でお伝えできたと思います。
さて、次のテーマですが・・・「旅」という体を使った経験に対し、「知識」という
頭を使ったお話しを皆様にお聞かせしたいと思います。
その名も「衣」薀蓄(うんちく)書。
衣スタッフの興味のある事、また、得意な分野に関する事で、
一般的にはあまり知られていない、ちょっとためになる話を
お届けできたらな・・・と思います。
・・・・・ここで「かわら版」からもひとつ簡単なお話しを・・・
衣の柄としても使われる事の多い空想上の動物「龍」。
猛々しく、勇ましく、力強い「龍」も、元来はおとなしい動物であったそうです。
しかし、のど元から三番目にだけ、さかさまに生えた「うろこ」があり、
もしそこに人が触れると・・・・・・
『龍は必ず人を殺す』
という言い伝えがあるのだそうです。普段は大人しい、温厚な性格も、とある許せない
言動で、二度と治まることのない怒りを呼んでしまうのです。
雨や風、嵐を巻き起こし人間を殺してしまった龍の様に・・・・。
この事から、「逆鱗に触れる」という言葉が生まれ、一般的にも広がっていった・・・
というわけです。
なんだか、少し怖い話しになってしまいましたが、皆様もよかったら 服の上の龍の
「逆鱗」を捜してみて下さい。
さてさてそれでは、衣スタッフにこれから、染めの事や絵柄の事・地名の事まで、
自分だけが知っている?薀蓄(うんちく)を大いに語っていただきましょう。
京都の紅葉2006.12.02
先日、衣スタッフ何人かと、京都は永観堂の紅葉ライトアップを
見に行って来ました。例年より遅い・・・と言われていた京都の
紅葉でしたが、それでも今年も色鮮やかな景色を私達に見せてくれました。
暗幕の世界の中、炎の様に赤く照らされたもみじ達。
今、この瞬間にしか見ることの出来ない、自然の美しさに、しばらく時を忘れ
ただただ見入ってしまいました。
少し立ち止まること、大きく息を吸うこと、心の深呼吸をすること。
駆け抜ける毎日に、一番必要な事かも知れません。
もみじのトンネルの中、みんなで囲んだおにぎりと暖かい飲み物。
しっかりとおいしい空気も吸ってきました。
背筋が伸びる様な静謐な空気の中、色鮮やかな京都の四季が
新商品追加です。2006.12.01
お待たせいたしました。
ネットショップに新商品追加です。
残すところ、今年もあと一ヶ月。衣の冬の定番「インディゴ撚糸」が、
満を持して登場です。糸から染めたインディゴの生地の上、
様々な柄が様々な技法で表現されていきます。
色を抜く、インクで色を入れる、ミシンで縫う、刺繍を施す・・等。
柄の持つ「力」を最大限引き出す為、製作現場は大忙しです。
~作り手の想いが伝わりますように~
そう願い、今日も慌ただしさが加速してゆきます。
「師走」という言葉と共に・・・
創作ワッペン祭り2006.11.27
期間限定オーダーTシャツロンTまもなく受付!
「自分だけのリメイクロンTが欲しい…。」そんなあなたの願い叶えます!
朝夕の気温もぐっと下がり、冬の気配さえ感じるここ北山ですがみなさんはいかがお過ごしですか?
12月2日(土)~12月17日(日)、北山コロモールにてイベントの開催が決定致しました!
題して、『創作ワッペン祭り』
ボディーとなるTシャツロンTのサイズとカラー、そして100種類以上のワッペンの中からお好きな
ワッペンをお好きなだけ選んでいただき、お好きな場所にスタッフが一枚一枚縫い付けさせていただきます。
古布、前掛け、刺繍など、今回の為に作り上げたコロモールオリジナルワッペンを
多数ご用意しております。TシャツロンTとワッペンの無数の組み合わせの中で、あなたのお好みにデザインしてこの世に一枚だけのTシャツロンTに仕上げて下さい。
そして、大切な方への贈り物やクリスマスプレゼントとして、この機会に是非ご注文下さい。
期間:12月2日(土)~12月17日(日) ※木曜定休日
※商品はご注文後一週間ほどでお渡しとなります。
サイズ:〔SS・S・M・L・XL〕 カラー:〔インディゴ・ブラックインディゴ〕
価格: 長袖 ¥7,245 ワッペン ¥210~
≪気まぐれ日記を御覧の方に特典として、右記の写真をプリントアウトのうえご来店いただきますと、
お名前やお好きな文字の一文字をワッペンにしてTシャツロンTにお入れします。≫
ボディー、ワッペンともに数に限りがありますので、お早めにお越し下さい。
スタッフ一同心よりお待ちしております。