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「衣」旅行記~園原編~2006.11.20

みなさんは今お住まいの土地の名所や観光地に行かれたことはありますか?
半年ほど前の名古屋パルコの休館日に、「衣」名古屋パルコ店スタッフ4人揃って
どこかに行こうと企画し、レンタカーを借りて奈良公園~京都へ遊びに行きました。
その日はあいにくの曇り空、今にも雨が降り出しそうな天気だったのですが
奈良公園に到着するやいなや鹿せんべいを買い占めて(ちょっと言い過ぎですが、
かなりの量を買いました・・・)、数時間鹿達とたわむれました。
鹿せんべい頂戴~と鹿に太ももを噛まれたり、男性スタッフが鹿に本気タックルを
仕掛けられたりと、ちょっとした面白い出来事もあり、
穏やかな時間の流れを感じながら過ごす笑いっぱなしの数時間でした。
実は私は奈良出身なのですが、奈良に住んでいながら遠足で大仏殿に行ったくらいで、
鹿とたわむれたりしながら奈良公園でじっくり過ごしたことがあまりなかったのです。
改めて今回奈良公園に行ってみて、懐かしいのに新鮮味があって、
なんとも言い表せない心地よい空間に、どうして今までこんな近くに住んでいたのに
気づかなかったんだろうと不思議に思いました。
それ以来、前以上に奈良出身だということをうれしく思うようになりました。
「近くにありすぎて気づかない」とか「近いしいつでも行ける」と思っていて、
まだ行っていない場所・・・。
そんな場所がある方は、是非ほんの少しだけ足を伸ばしてみてください。
遠い知らない土地への旅行もわくわくドキドキして楽しいですが、
日常の中に見つけた非日常な空間は、心もリフレッシュできるし、
新しい発見が生まれた町や住んでいる町をもっと好きになるきっかけに
なると思います。
みなさんも「身近な場所への小旅行」楽しんでみてはいかがでしょうか。                                                      

「衣」旅行記~奥田編~2006.11.13

私は小さい頃から、親が旅行好きということもあり、実に様々なところへ旅行してきました。その中でも最も思い出に残っている場所での体験を一部ご紹介したいと思います。 

それは私が中学二年生の夏に家族と行った北海道での体験です。

北海道はとにかく広い!食べ物がおいしい!自然もいっぱい!

そんな北海道で、今でも一番印象に残っているのは、移動中の車の中から見た景色です。周りは、牧草地が辺り一面に広がり、あるのは小さな小屋や草を丸めた様な固まりがあるだけ。そんな景色に囲まれながら、どこまでも続く長い一本道をひたすら走っているのです。高い建物は全くないので、ぐるっと360度遥か遠くまで見渡せる その生まれて初めて見た景色に本当に言葉がでませんでした。また、その道の先は地平線の向こうに続いているので、「どこに繋がっているのだろう。まるで空に続いている様にも見えるなぁ、いったいその先に何が待っているんだろう」なんて事を考えながら、車の中からその雄大な景色を眺めていたのを覚えています。  そして、その道の先で、私達はある一匹のかわいいキタキツネと出会いました。

そのエピソードについては、また機会があればお話するとしまして、とにかく、私達にとってはその旅で見た景色、感じた気持ちひとつひとつが今でも私の大切な心の宝物となっています。

皆様はどんな心の宝物を持っていますか・・・・?  Img004_1

選んで取って開けて見て…2006.11.10

Epson001_3名古屋パルコ店イベント案内です。

『選んで取って開けて見て』 11月18日(土)~11月26日(日)まで

今回のゲームは実に単純…。
5,000円以上お買い上げの方に店内にぶら下がっている様々な小袋を一つ、掴んで取ってください。
その場で開けて頂いて当たりが分かります。
お一人様一回限りの運試し…
一等、二等にはスタッフも喉から手が出るほど羨ましい豪華景品をご用意致しております。
是非、お立ち寄り下さい。
スタッフ一同心よりお待ちいたしております。

※無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。

「衣」旅行記~酒井編~2006.11.07

こんにちは。名古屋パルコの酒井です。
8月11日友達5人と千葉の幕張へ向かいました。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが…「SUMMER SONIC」という音楽イベントです。国内外の様々なミュージシャンが集まり、野外、屋内の幾つものステージで2日間、代わる代わる朝から晩まで演奏するというものです。
以前から興味があり、行ってみたいと思っていましたがなかなか機会なく、今年ようやく念願かなって行くことが出来ました。
普段からライブハウスへ足を運び、いろいろなバンドの演奏を見たり、聴いたりしていますが、今まで見てきたどんなライブともスケールが違い、圧倒されました。
夕立の中を友達と走り回ったり、夜中までいろいろな話をしたり、普段触れることの出来ない空間の中で味わった興奮と感動は忘れることの出来ないものになりました。
人に何かを伝え、人を感動させるということはとても素晴らしいことだと改めて感じ、そこに至るまでの「努力」や「想い」といったものについても考えさせられた2日間でした。

「衣」旅行記~出石編~2006.10.30

Epson008皆様は沖縄に行かれたことはありますか?
私は二年ほど前に初めて足を踏み入れました。一月の真冬にも関わらず日が差すと半袖一枚で過ごせてしまえるような気候の沖縄は私の五感をフルに刺激してくれた場所です。
最も刺激的だったのが、那覇の台所「牧志公設市場」。Epson009
バックミュージックは当たり前のように三線の音色。
目に入ってくるのは見たこともない食材で豚の顔面(チラガー)やコバルトブルーの魚(イラブチャー)、真っ黒な干物になった海蛇(イラブー)など刺激的な物ばかり。その食材を元気で陽気なオバァたちが売っているわけです。
店の前を通るたびに声を掛けられ、試食をこれでもかと渡されて長々と商品を一押しされるのですが、それが楽しくて仕方がないのです。オバァたちから元気をいっぱいもらえる、そんな素敵な市場でした。
あと印象的だったのは沖縄の「色」でした。
白い雲、白い砂浜、赤瓦の屋根、首里城の朱、ガジュマルの緑、そして空と海の青。北は辺土岬から南は喜屋武岬まで一週間ほどかけて沖縄本島を一周しましたが、すべての色が南国の強い日差しできらきらと鮮やかに光って見え、美しい色で溢れていました。
沖縄本島からさらに南下して行くと八重山諸島があります。そこには手付かずの自然や沖縄の原風景、生活、文化が色濃く残っていると聞きます。
次は本島とは違った沖縄の魅力と出会う旅に出掛けようと思います。 

「衣」旅行記~福岡編~2006.10.23

Dscn0205皆様こんにちは。大津パルコ店スタッフの福岡です。旅行好きの皆様は何を求めて旅をしますか?
日常とは違う景色を楽しんだり、自分の知らない世界を覗いてみたり、経験したことの無い文化や伝統に触れてみたり…。旅行の目的や思い出は人それぞれですが、私にとって旅の楽しみのひとつが“出会い”です。
学生時代に旅をしていた頃は、たくさんの出会いを経験しました。Nicole_deetz40
目的地に辿り着けなかった私を見て、自家用車で町案内をしてくれた小さな村のバスの運転手さん。真っ暗な夜道で空き宿を一緒に探してくれた散歩中のおばさん。
旅の途中で知り合ったイタリア人の女の子はミラノ郊外の実家に招待もしてくれました。
町を歩いているだけでも様々な出会いがありますが、旅先で出会った人々の中には古くからの親友のように連絡を取り合ったり、再会を楽しんだりする友達がいます。
中でも一番の友人は、今でも海外暮らしなのですが、私が旅をする時や彼女が帰国する際には必ずといっていいほど会っています。
昨年の大晦日から今年のお正月にかけては、岐阜を訪れ、彼女の実家で過ごしました。
雪の中、焚き火をして、お寺の鐘をついて、友人の家族やそのまた友人と一緒に年を越し、多くの出会いに恵まれた年末年始になりました。
旅が出会いを呼び、出会いが旅を生むような、まさにそんな旅が私は大好きでやめられない理由のひとつかもしれません。
人との出会い、景色との出会い、文化との出会い。
皆様もぜひ旅で“出会い”を楽しんでください。

おまっとうさんですぅ2006.10.23

Epson004_1今回、大津パルコ店にて10月26日(木)より『おまっとうさんですぅ、衣の前掛けありまっせ。』と題してイベントを開催します。
10000円(税込み価格)以上お買い上げの上、ハガキご持参の方に「衣鬼瓦オリジナル前掛け」をプレゼントいたします。
ハガキがお手元に無い方は右上ハガキの画像を印刷したものを提示して頂くことでプレゼントと引き換えとさせて頂きます。
尚、なくなり次第終了とさせて頂きますので早めの御来店を心よりお待P1040003_1ち致しております。

「衣」旅行記~島編~2006.10.16

旅というものは楽しいものであり、自分に沢山の事を教えてくれる。Kif_1509_1
そんなものであると思います。

この間僕は香港、マカオに行ってきました。
それは僕にとってこの日本という島国から初めて外に出る事となった記念すべき旅でした。

空港に降り立った時から妙にドキドキし、Kif_1526
「おぉ~、周りの人何喋ってるか分からん。」
「おぉ~、看板横に出過ぎ。」と
見るもの見るもの感動を覚えました。

マカオには教会が多く、まるでヨーロッパのような優雅な街並みがとても印象的でした。
そしてそれとは相反する雑然とした空気で人々が交差する路地裏の商店街。
様々な顔を見せてくれました。

香港は元々イギリス領、
そしてマカオは旧ポルトガル領、
鎖国を解いた今日の日本の姿同様にその街並みは様々な文化の融合という印象を受けました。

その中にある、その地に昔から根付いていたもの、もっともっと知りたかったなという思いもありましたが、
それでも異国の地に立ったという事自体、僕にとってスゴイ良い経験の一つとなりました。

そして帰国して思った事は、もっと日本を知ろうという事。
日本に古くからある、この地にしかないものを見て、知っていきたいと思いました。
日本という国にいる事を初めて貴重だと思えた、そんな初海外旅行でした。

『安珍清姫』2006.10.12

和歌山県、熊野の地。
若く、清らかな出で立ちの修行僧『安珍』は熊野にある神社を参詣するEpson003ため毎年この地に足を運んでいました。
その途中、身を休める場所として庄司清重の家を宿に。

その宿の娘『清姫』は安珍に対して好意を抱き、ある年その胸にしまっておいた想いを打ち明けるのです…。

安珍は答えます。
「私は修行中の身、熊野から戻ったらもう一度ここを訪ねます。それまで…」と。

旅立ってから一向に戻らない安珍…。
安珍の言葉を疑い、嘘を付き逃げたことを知り、居ても立ってもいれなくなった清姫。
一心不乱に飛び出し、安珍の足跡を追いかけます。

…“安珍!”

その鬼女のような狂騒で追いかけてくる清姫に驚き、ひたすら逃げ回る安珍。

『こんなに想っているのにあなたはどうしてそこまで逃げるのか…』
『どうして伝わらないのか…』

皮肉にも追いかける清姫の想いはその姿を次第に蛇体へと変えていってしまいます。

…逃げ込んだ道成寺の鐘の中に身を隠す安珍。
…抑えきれない想いを邪の心に変えどこまでも追いかける清姫。

鐘の隙間からこぼれたわらじの紐を見つけた清姫はその想いを燃え上がる炎に変え、鐘ごと焼き尽くしてしまったのです。

その身も心もぼろぼろになってしまった大蛇はその姿のまま自ら水の中に身を投げ、安珍の後を追いかけました。

追う追われるの二人の運命は最後まで並んで歩むことなく、ともにこの世を去った『安珍』と『清姫』
この物語がスカジャンへと形を変え、今ここに始まります。

※写真は加工したものになります。現物とは色が異なります。詳しくはこちらの“お買い物”ページ新商品をご覧下さい。

~神無月~2006.10.11

青く澄み渡る空…Dsc_0222
空を舞う秋のそよ風…
そよ風にその身を任せ流れゆく雲…
秋の気配が日を追うごとに深まる京都の10月です。

陰暦、神無月。各所各所に祭られた神様が一斉に出雲の国は島根県、出雲大社へ一年の事を話し合うため旅に出ます。Dsc_0238
『今年もあと二ヶ月半あまり…今年もあっという間に過ぎてゆく。今年やり残した事は…来年への準備は…』
そんな会話が聞こえて来そう…。

今年の衣がまだやり残していることの一つ“衣限定スカジャン”

4年目を迎えるスカジャンの舞台は和歌山県「道成寺」
そのお寺に語り継がれる昔々のお話。
その物語が衣限定スカジャンへと形を変え、間もなくここに始まります。

【写真】Dsc_0245
上:雨の道成寺
中:なぜか幹のねじれた大樹
下:安珍桜

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