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「手仕事」 名古屋店 大山2013.10.22


こんにちは。名古屋店の大山です。
この間、ジーンズの裾上げをしているときにふと思ったんです。
極端な話ですが、この作業を全て機械が、
コンピューターができるようになったら、一体どんな世界になってしまうのかと。

世の中、便利グッズがあふれて、ボタンひとつで何でも出来てしまいつつある世になりました。
しかし、その代償に脳が休む事を覚え、記憶が曖昧になったり、
知らぬ間に「便利」に依存していたりする傾向があるそうです。

むかし通っていた学校の恩師が言っておられました。
京都の小路にある一軒の古い町家の屋根下を指差し、
「大山見てみろ、あれがなんだかわかるか?」と問いかけられ、
「ん?」と思いよく見ると、そこには小さい鐘軌(しょうき)さんの像が飾られていました。

先生は続けて「誰が作った物だと思う?」とまた問いが。
私は「名のある仏像の職人さん」と答えましたが不正解。
正解は、大工さん左官屋さん。それくらい一般庶民にも魔よけとして親しまれていたようです。
家を立てる際に時間の合間を見つけ、ササッと作っていたそうです。ササッと。。

今は残念ながら必要とする家も、作る職人さんもほとんどいなくなったそうです。
「無駄を無くす」という行為の中にいつの間にか職人の手仕事が紛れ込んでしまったのでしょうか。。
おそらく昔ながらの職人さんのもの作りの時間軸と今現在の時間軸の差に生じた抵抗なのだと思います。

しかしそれでも衣には、伊勢型紙の職人さん、手ぶり刺繍の職人さん、
京捺染の職人さん、手描き友禅の職人さん、藍染め泥染め草木染めの職人さん、
鯖江の眼鏡職人さん、生地の職人さん、縫製の職人さん、そして衣の職人さん。
様々な手仕事の時間軸が流れています。

衣の商品は予定よりも入荷が多少遅れたり、逆に早く出てきたり、
これも手仕事の時間軸の仕業だな(笑)と思う事があります。
それも愛嬌あるパフォーマンスで、なにより店頭に並んだときの、
手間暇かけた凛とした表情を見るのが私は好きです。

衣にはいつまでもそうであって欲しいと言う想いと同時に、
それを絶やさず守り続けていく事が私達の仕事なのでしょうね。オスティア・ジャパン衣の能書きのように。

代官山店 営業時間 臨時変更のご案内2013.10.21


いつもオスティア・ジャパン衣 代官山店にお越し頂き、ありがとうございます。
誠に勝手ながら、下記日程にて閉店時間を臨時変更させて頂きます。

10月22日(火) 18:00閉店

10月23日(水)以降は通常営業(12:00~20:00)となります。
ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願い致します。

オスティア・ジャパン衣 心斎橋店オープンより1週間です!2013.10.18


こんにちは、心斎橋店の柴田です。
今月の11日にオープンしました心斎橋店!
早くも1週間が経ちました。初日、3連休ともにたくさんのお客様にご来店頂きました。
ありがとうございます!

長年いました京都三条店から心斎橋へということで、もちろん不安もありましたが、
OPENが近づくにつれ、高まる気持ちに包まれたオープン前でした。

いざオープンいたしましたら、もともと大阪にお住いで、
京都まで来て下さっていたお客様とも大阪の地でお会いできたりと、とても嬉しい日々を過ごしております!

心斎橋という場所は賑やかで、たくさんのお店が立ち並んでおります。
お客様からもいろいろとオススメのお店を伺いましたが、まだまだ未開拓です!
いつか私から、心斎橋店にお越しのお客様にオススメさせて頂ける場所を、
どんどん開拓して蓄えておきますので、ぜひ心斎橋という場所へ遊びにいらして下さい。
お待ちしております!!

「今年は少し珍しい総柄です」 三条店 スタッフ着あわせ2013.10.17


「花柄」や「金魚」の総柄というのはよくありますが、
衣主の今年の新柄は少し珍しい「兎」柄です。

そのままだと可愛くなりすぎてしまうモチーフを、
やわらかな印象にすることで上品にまとめています。

中にはワンピースや、ジャケットととも良く合う
着物衿のロンTを着用し、アクセントをつけました。

ベレー帽を合わせて秋の装いの完成です。
同じ兎柄でまた違った形にて登場を予定しているアイテムもあります。
ぜひその愛らしい表情を見にいらしてくださいね。

【モデル着用】
「うさぎハイネックワンピース」
「むじな菊着物衿ロンT」

「手仕事  ー 刺し子 ー」 松本パルコ店 島2013.10.15


こんにちは。松本パルコ店の島です。
松本パルコ店の壁面に高々と掲げられている「野良着」
衣主(ころもあるじ)いわく、「おそらく昭和初期ぐらいの代物」との事。
経年変化した深い藍色と生活の跡が伺える生地のほつれ。『骨董品』と呼ぶに相応しい一枚です。

この野良着が醸し出す無言のオーラ(笑)はやはり見る人を釘づけにするようで、
お客様に「これは売り物っ??」とお聞きされるのですが、
「すみません…非売品です」と何度もこのやり取りをしました。

一針一針、丁寧に手刺子されており、この野良着の先代所有者はきっと大事に使っていたんだろうなと思います。
物に満たされる余裕がなかった時代。そして物にあふれかえる現代。何か大事な忘れ物をしてしまったのでは…とこの一枚が教えてくれているようです。

ほぼ毎日この野良着と向き合っているせいか最近僕も刺子が大好きなのです!
休みの日にチクチクと刺子してみたり、気づいたら持っているアイテムも刺子物が増えていたり。

この野良着には、まだまだ…、まだまだ敵いませんが、古き時代を忘れずに作られた「衣の刺子」を
ゆっくりじっくり時間をかけて育てていきたいものです。

「SAHIKO Knit Cardigan」 スタッフ着あわせ 名古屋店2013.10.11


刺子とは本来、一針一針 生地を縫いとめていく手仕事。
この「SASHIKO Knit Cardigan」はその本来の刺子とは異なる技法で仕立てられた一枚です。

通常とは違い、“編み”たてられたニット。
柔らかい触り心地かと思いきや、しっかりとした手触り。
袖を通してみるとシャツの着心地でもなければ、ジャケットの着心地でもないニットなのです。

判りにくいかも知れませんが、よーく顔を近づけて生地を見て下さい!
ぎゅっぎゅっと何本にもわたりインディゴの糸が編まれていっています。
その間を白い糸がまるで縫い目の様に渡っています。
とにかく、生地を見ているだけでも見惚れてしまう程です。

これを着込んで、洗い込んで。
糸目に沿って色が変わってくる過程を楽しめるのも良いですね!
そして生地だけでは無く、リブの感触が心地良いショールカラーのデザインや、
第一釦に用いられている古銭もこだわりを見せてくれます。


そのSAHIKO Knit Cardigan を主役に今回はインディゴでの着あわせを組んでみました。
今の時期に一枚で着て頂ける、「小紋ドットシャンブレーシャツ」「Dot Stripe T-shirt」
組み合わせても変化をもたせられます!

その重ね着の下には、同じ刺子でも“織り”で作られた「刺子テーパードパンツ」を。
そして、多色混じり糸の「久留米絣ハンチング」を合わせます。
気温に応じて足したり引いたり。今からの季節がお洒落を楽しめますね!
是非、刺子の生地の違いを店頭でじっくり見比べに来て下さい!

水墨画作品達が寺町店に登場!2013.10.09


こんにちは、寺町店です。
東は代官山店よりスタートし、各地でご好評頂きました水墨画作品達が、
何と!新柄を引っ提げて いよいよ寺町店にやって来ます!

白、生成りの地色のキャンバスに墨一色。
余計な色が無いからこそ、手描き作家それぞれの個性が一本一本の線や形に
そのまま表現されています。作家と洋服による見応え充分の一本勝負!
力作揃いの水墨作品達を、是非、一目見にいらしてください。

新柄の「骨まで愛して」ロンTもお見逃しなく!

【期間】10月12日(土)~10月20日(日)まで
【価格】シャツワンピース ¥27,090(税込)~
   長袖シャツ ¥20,790(税込)~
   半袖T ¥7,245(税込)~

※一点一点、手描きのものになりますので、柄の入り方が異なる場合があります。
 また、服のデザイン(形・仕様)は予告なく変更する場合がございます。ご了承くださいませ。
 数に限りがございますのでお早めに。

「期間限定ショップよりお知らせ」2013.10.09


気まぐれ日記をご覧の皆さま、こんにちは。
10月に入りましたが、なかなか気温が下がりませんね…。
ますます、秋物の活躍が待ち遠しいこの頃。

期間限定ショップより、開催のお知らせです。
今回は関東にて、2店舗同時開催をいたします!
ぜひ、遊びにいらしてくださいね。

●伊勢丹 府中店 2階エスカレーター横イベントスペース
 10月9日(水)~10月22日(火) 

●日本橋三越本店 本館4階 シーズンスクエア#4
 10月16日(水)~10月22日(火)

オスティア・ジャパン衣 全店 【2013秋冬 展示会】 開催いたします!2013.10.08

気まぐれ日記をご覧のみなさま、こんにちは。
大阪には初めてとなるオスティア・ジャパン衣のお店がOPENする10月11日(金)の翌日、
10月12日(土)より、シーズンテーマ「小さな手仕事 大きな遊び」の【衣 展示会】を開催いたします!

テーマをもとに作りあげられた、たくさんの秋冬新作と共に、
こちらもテーマに基づき、スタッフが考えた作品たちの中から選ばれた4アイテムを、
衣の作品として作り上げた面々が共に各店に登場いたします。

気になるスタッフデザインの作品はこちら!
工房   山本カエルの衣 制作現場ロングTシャツ
三条店  小塩「アイのカタチはイロイロ蝶ネクタイ」
心斎橋店 柴田「ふた味リバーシブルかぼちゃパンツ」
三条店   室「二重つながり風船スカート」

この展示会イベント期間、10月12日(土)~20日(日)の間、この「かわら版ページ」を
プリントアウトしたもの、もしくは所定の用紙に“お名前・ご住所・ご連絡先お電話番号”が
記載されているものを、各店にお持ち頂きました方で、税込15,750円以上お買い上げ頂きました方を対象に、
先着順にて【限定ノベルティ】となる 『福井鯖江の眼鏡職人の鯰靴べら』をプレゼントいたします。

秋冬の楽しみがギュギュギュと盛り込まれたイベント、
オスティア・ジャパン衣の各店とオンラインショップでの『衣 2013秋冬 展示会』を、ぜひお楽しみに!

※期間限定ショップでは同イベントは開催しておりません。
※心斎橋店はオープニングイベント中の為、本イベントは開催しておりません。
※「靴べら」は数量限定につき、なくなり次第終了となります。ご了承ください。

ー オンラインショップ ご利用のお客様へ ー

10月12日(土)正午 12:00以降のご注文先着順にて、
(深夜12:00とお間違いのない様、ご注意くださいませ。)
【限定ノベルティ】 の 『福井鯖江の眼鏡職人の鯰靴べら』 をプレゼントさせていただきます。
カラー展開が【赤・青・黄】の差色となっております。ご希望カラーがございましたら「連絡事項欄」にご記載ください。
記載のない場合は、こちらでオススメを選び、同梱させていただきます。

ご注文時には “お名前・ご住所・ご連絡先番号”を登録いただいておりますので、
引換券は 不要となりますが、お一人様お一つまでとなります。
同期間内のご注文であっても複数に分けてのご注文につきましては、
2度目以降は対象外となります。あらかじめ、ご理解ください。

「手仕事 ~衣の手仕事~」 寺町店 近藤2013.10.07


いつも気まぐれ日記をご覧頂きありがとうございます。
寺町店 近藤です。

衣の作品は京都の工房で一枚一枚、手作業で柄を入れているものがほとんどです。
同じ商品でも、よーく見比べてみるとプリントのかすれ具合であったり、
抜染の抜け具合など見れば見るほど本当に一枚ずつ手作業で作られているのが良くわかります。
一種類の作品を作るのに、いろいろな職人さんの手がはいることもあります。

今回の秋冬テーマ「手仕事」の言葉のごとく、衣の作品はまさに手仕事の塊です!!

一度、お客様に見て頂きたいのが職人による手振り刺繍の技術です。
微妙な針の動きを足で調整し、手で色を重ねていく手仕事は鳥肌ものです。
機械の技術も発達し、コンピューター刺繍が主流になっている今ですが、
機械には絶対真似できない刺繍の温もりがあります。

今年の秋冬商品でもさっそく職人による手仕事作品が店頭に並んでいます。
是非、その刺繍に触れてみて下さい。

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