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“気まぐれ日記・新テーマ”&“WEBカタログ”2011.10.07

“気まぐれ日記”を ご覧の皆さま、こんにちは。

衣の永田です。

さて、衣(ころも)スタッフがお届けする人気の“気まぐれ日記”も、そろそろ新しいテーマが発表される時がやってまいりました!

今回のテーマは…「民族」

春夏に続き、衣のシーズンテーマを題材として、秋冬テーマの「少数民族」になぞらえて、スタッフには自身の“民族”に関するお話を届けてさせていただきます!

ちょっと考えてみると、意外なものも“民族”だったり、普段の何気ない生活も“民族”だったり…、どんな“民族”なハナシが繰り広げられるのでしょうか…。お楽しみに!!

そして、衣カタログを「まだ見れていない!」という方に朗報です!WEBカタログが出来ました!!Photo_2

こちらは、今スグお楽しみいただけます。次のURLより、ご覧いただけますよ!(http://web.parco-city.com/catalogue/11aw_koromo/※WEBカタログはパソコンでご覧いただく事が出来ます。ケイタイからはご覧いただく事ができませんので、予めご了承ください。

京都・和の藍染め~衣(ころも)~

「衣の着あわせ」 千葉パルコ店2011.10.06

こんにちは。
千葉PARCO店です。10月に入ってぐんと涼しく秋らしくなりました。今回の着合わせのテーマは…、“色と形で遊べる秋!”です。Wakitome

上に羽織った「孔雀牡丹ドルマンシャツ」は、身体を包みこむようにゆったりと作られたデザインと、華やかでありながら深みのある色が特徴的。少し肉厚な生地が秋には心地よい一着です。

中にあわせたのは「鬼芥子ロンT」こちらも今回刺繍の色味をシャツの色に合わせてみました。そしてボトムには「のれんくぐりスカート」を。このスカートは、そのままでも良いのですがサイドに釦がついていて交差したり、両側で持ち上げたりといろんな形を楽しめる遊べるスカートなんです。 Tomenai

さあこの秋は、いつもよりちょっとだけ個性的な色と、遊び心のあるデザインで衣を楽しみませんか?そろそろ本格的な衣の秋の始まり、始まり、、ですよ。

京都・和の藍染め~衣(ころも)~

「少数民族」 カタログの話 出石2011.10.05

気まぐれ日記をご覧の皆様、こんにちは。
工房スタッフの出石です。

カタログで皆様とお会いするのは、実は二回目になります。前回は2009年春夏『廓』の花魁としてケイタイの方はコチラから登場しましておりました。しっかりとメイクされていた前回とは違い今回は、表情が素直に写真として残ってしまうため、“素顔の緊張”がありました。

さて、カタログには全作品ではありませんが、さまざまな秋冬作品達が登場しており、その作品の中にも、様々な色を使って“メイク(加工)”を施されたものと、シンプルに素材を活かす加工のものがあるわけです。

そんな素材を活かす技法の一つに、生地の色を抜き、様々な表現ができる『抜染』という技法があります。今回のカタログの中には、“柄が浮き上がるような抜染”を施した作品がいくつか掲載されています。

その中でも「炎の百合ジップ」という作品について・・・。Photo

この作品を加工をするときに、衣主からは、その柄の情景を言葉として聞き、取りかかったのですが、この「炎の百合ジップ」に関しては、こういった言葉をもらいました。

「闇の中で炎のように揺らめく百合を表現したい。」

その言葉を表現すべく、抜染の濃度、生地に含ませる分量、そして時間と気温を、細心の注意はらい様子を見ながらの微調整をしながら、幾度かのテストを重ねた上で、ようやく抜染の強弱をつけることができた加工技法です。

“揺らめく炎の様な百合”を実際に店頭で手にとって、ご覧いただければと思います。いよいよ今週末より2011秋冬展示会『少数民族』ケイタイの方は、コチラからが始まります!!お楽しみに!

2011秋冬 展示会開催のお知らせ2011.10.03

もうひとつの豊かさ…

欲しいものが手に入ることでも、いつ、どこにでもつながる電話があることでもない。生まれ育った大地の上で、自然とのんびり過ごすことかも知れない。

森の風、光の音、草の波、花の声、そんな自然の意思に魂が宿ると信じてきた“大和(やまと)民族日本人”。われわれは和人である。

この秋冬 “衣” のお題は -少数民族-Photo

来たる10月8日(土)より、衣全店にて『衣 2011秋冬 展示会 -少数民族-』を開催致します。

テーマ『少数民族』に基づき、スタッフが作り上げた作品たちの中より選ばれし3作品が、衣作品として、秋の新作達と共に全店に顔を並べます。誰がどんな作品を作り上げたのか…、ぜひ店頭へご覧にいらして下さい。衣 全店と、オンラインショップでの『衣 2011秋冬 展示会 -少数民族-』!を、お楽しみに!※期間限定ショップでは開催いたしません。ご注意ください。

また、10月8日(土)~16日(日)の間、この「かわら版ページ」をプリントアウトしたもの もしくは 所定の用紙に、“お名前・ご住所・ご連絡先お電話番号” が記載されているものを、各店に お持ち頂きました方で、税込10,500円以上お買い上げ頂きました方を対象に、先着で『“衣”謹製オリジナルウッドハンガー(3本組)』を贈呈致します。※各店、ご用意しております数に限りがございます。なくなり次第終了となりますので、あらかじめご了承ください。

ー オンラインショップ ご利用のお客様へ ー

※10月8日(土)正午 12:00以降の ご注文先着順にて、ノベルティプレゼントのご対象とさせて頂きます。深夜12:00と、お間違いのない様、ご注意くださいませ。

※ご注文時には “お名前・ご住所・ご連絡先番号” を ご登録頂いておりますので、引換券は 不要となりますが お一人様お一つまでとなりますので、同期間内のご注文であっても 複数に分けての、ご注文につきましては 2度目以降は、対象外となります。あらかじめ、ご了承くださいませ。

『阿波藍』 衣主(ころもあるじ)2011.09.30

「四国三郎」
これは徳島県を東西に流れ、昔から雨季には毎年の様に氾濫を繰り返し、加工沿岸の農家の人々を苦しめてきた暴れ川「吉野川」の異名です。

先月、台風15号が接近する土砂降りの雨の中、走る車からみた水位の上がった吉野川は“コワイ”とまで思いました。でも、ここ阿波の国の人々は、この吉野川が上流から運んでくる沃土(よくど)を利用し、雨季まで収穫できる蓼藍(タデアイ)を栽培し、水田を藍畑に変え、天然染料の王道、阿波藍の美しさを育ててきたのです。

四国大学の“藍の家”で、阿波藍の伝統工芸士作家を講師に迎え、朝9時からの勉強会に参加した私にとっては、この天気もひとつの意味を持っていたのかも知れません。

“筒描き”“ろうけつ”

私が選んだ講義です。渋紙製の筒に米糊を入れ、もみ出し、紋様を描き、藍が染まらないよう、防染し作品を仕上げる。Photo

言葉にすれば一言なのですが、自由にならない糊との格闘、藍甕(あいかめ)につける時間の秒単位、分単位の争い。“気まぐれ”が好きな私は、きっと誰よりも心の中が悪戦苦闘でした。2

何でもスピードの時代…。どうバイパスで近道を作り、いかに速く目的地にたどり着くかを考える。それが、とても名誉な事のような今の時代…。でも、そこには時代に逆流し、何かを訴え続けているような時間がありました。

眠りからさめた藍の色素が水面を走り、布に広がる青色の風景。何かの啓示のごときものさえ感じさせてくれました。時の階段を降りているのかも知れないけれど、私の中の“旬”が今、この『阿波本藍』です。3

ハンガリーから、この大学に勉強に来られている方に教えられた言葉です。

「“阿波藍”は宝石です。どんなダイヤモンドより素晴らしい。」

我々民族の宝物を少しずつでも伝え、残すことも、大切な役割かも。もうすぐ吉野川のまわりの畑には、二期目の藍の花が咲きます。

「衣の着あわせ」 代官山店2011.09.29

皆さん、こんにちは。代官山店の鬼丸です。
新作が届くたびに、わくわくしたり、感動したり、そして、毎日いろいろな着合わせをお店で考え、楽しんでいます。

そんな僕が選んだ、今回の着合わせはいかがでしょうか?Photo

「女郎花(おみなえし)七分袖シャツ」・・・、一目惚れしました。

前回の三条店の着合わせケータイの方はコチラからのように、明るい色と重ね着をしても楽しいのですが、渋い色味が好きな僕は、可愛い「雀の吉祥並びロンT」と合わせてみました。

暗い印象になりがちな藍染めですが、このシャツは、ポケットと首元のボタンホールの赤いステッチがポイントになってくれます。少し淡い色味の青がまた魅了的です。

少し肌寒くなれば、「陰陽鳳凰カーデ」を羽織ってみても良いですよね。3 2

この秋、僕が初めて手に入れた“衣の藍”を育てたいと思います。大好きなこのシャツ、店頭でも着用していますので、是非、見に来て下さいね。様変わりしていく色の成長を一緒に楽しみましょう!

「少数民族」 カタログの話 徳永2011.09.27

皆様、こんにちは。工房の徳永です。

急に肌寒くなりましたが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。さて、今回のカタログですが、総柄の色について少しお話をさせていただきます。

「ペルシアンブルー華総柄シャツ」 3_2 
テーマ「少数民族」から、ペルシャ絨毯をイメージして色を出すように、衣主より言われておりました。その時は「わかりました!」とは答えたものの、何回も、何回も思う色が出ず、やり直しが続きました…。

度重なるやり直しの日々に追い詰められた私は、衣主に「すみません。色のイメージがわきません。絨毯を見てきます。」と、1日、絨毯に向かいあう時間をもらいました。無数にある色のピースを組みあわせるパズル。十数版もある総柄の色だしは、1万ピースのパズルよりも難しいと、私は思います。

でも、絨毯を見つめ続け、やっとその完成した色出しを、手捺染の職人に染め上げてもらい、出来上がってきたその色は、並々ならぬ愛着のある色。おかげさまで、現在登場中の「ペルシアンブルー華総柄シャツ」も、スタッフのみならず、お客様が袖を通された時のに出る笑顔を、お店のスタッフに教えてもらい、ホッと一安心しております。

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これから登場予定の姫の「百花蝶ロンT」も、同じくペルシャ絨毯から色出しをしました。これもまたガラリと雰囲気を変えた仕上がりです。もう少ししたら、お店に並ぶかと思いますので、楽しみにお待ち下さい。

Photo

そして写真にもある、朱色の孔雀・・・。この孔雀の色も、かなり難航した色出しでした。1年ぐらい前から、色サンプルを出していたのですが、出せども出せども、ボツ・・・。

何とか良い色が出せないかと、衣主にイメージをもらい、ようやく作品として世に出る事になりました。赤とも朱とも、あてはまる色名のない絶妙なグラデーション。別色の「鉄紺×朱のグラデーション」も好きな色です。

そんな秋冬作品の総柄たち、是非、皆様に、少しでも喜んでもらえたら・・・と思います。

御礼!オンラインショップでもクーポンキャンペーン!2011.09.26

こんにちは。オンラインショップの永田です。

昨日まで、衣全店(オンラインショップ・期間限定ショップを除く)で開催しておりました、メルマガ会員限定クーポンキャンペーンに、たくさんのお客様にご来店、ご参加いただきまして、誠にありがとうございました。

御礼の意味も込め、そして、時間の都合がつかず衣のお店に足を運べなかった方のためにも!オンラインショップより御礼イベントとして、9月30日(金)までの限定クーポンキャンペーンイベントを開催!残り数日限りの限定キャンペーンです。お見逃しなく!!

〈オンライン限定クーポンキャンペーン〉
9月30日(金)23時59分までに、オンラインショップにて1回のお買い物額が¥10,500(税込)以上の方全員に、10月1日(土)~16日(日)までの期間、“何度でも”¥1,050(税込)割引になるクーポンをお届けいたします!!

■一回のお買いものの代金が10,500円以上での配布となります。複数日での合算は対象外となります。
■クーポンコードは10月1日(土)にメールにてお届けいたします。
■クーポンコードは1回のお買い物額が¥10,500(税込)の時のみ、利用可能です。
■クーポンコードはオンラインショップでのみ使用いただけます。オンラインショップを除く衣のお店・期間限定ショップでは、クーポンコードでの割引は行えません。あらかじめ、ご了承ください。

「衣」掲載誌のお知らせ2011.09.24

気まぐれ日記をご覧の皆さま、こんにちは。

9月下旬発売の『創作市場』別冊27~守破離~に「衣」が掲載されました!

洋服のみならず、陶器や着物、あらゆるジャンルの京都の名だたる作家・職人・ア-ティストが、取材ページを連ねる中に、「衣」が掲載されています。 1p2p

掲載されている店舗は三条店。夏の暑い日差しが照りつけるある日、取材に来られ、店内にはライト反射板などの取材セットが組まれ、およそ半日かかっての取材でした。

衣作品の想いを語る主。一生懸命に書き留められるライターさん。色んな作品を何カットも撮影されるカメラマンさん。掲載こそされていませんが、そんな作品達の中から、数点が掲載!

そして表紙には、衣の定番小物「革がまぐちポーチ」が!!Hyosi

これは予想しておりませんでしたので、とても嬉しいサプライスでした。書店で見かけられましたら、ぜひ覗いてみて下さい。

「衣の着あわせ」 三条店2011.09.22

こんにちは!衣三条店の小塩です。
雨が降るたび少しずつ気温が下がり、京都はすっかり秋の雰囲気となりました。

暑い夏が終わり、街を散策したくなるこの秋、レトロな京都の街で、こんな郵便屋さんにバッタリ出会ったらきっと素敵だろうなぁ。と空想し、今回の着あわせを考えてみました。
Sanjo
「昭和ウールコートリメイクハンチング」
昭和の頃のウールコートをリメイクし、アンティークのバッチをつけたこのハンチングは、レトロな印象をグッと盛り上げてくれています。この秋には、新作のリメイク革ハンチングが登場する予定です!現在店頭にて枚数限定で、お配りしているカタログにも載っているので、是非チェックしてみてください。

「鯰の杜ロンT」
前回の名古屋パルコ店の着あわせケイタイの方はコチラからにも登場したロンTの朱赤色です。ついつい暗くなりがちな秋冬のコーディネートに、差し色として大活躍してくれますよ。

「女郎花(おみなえし)七分シャツ」
“女性顔負けの美しさ”の意味を持つ女郎花(おみなえし)の柄が、裾にさりげなく施された、このシンプルなインディゴシャツは、一枚で着ても格好良くきまります。シンプルな和柄がお好みの方にもすごくお勧めです!

「前掛け郵便屋さんバッグ」
ついつい前掛けや、革素材に目が行きがちですが、衣の職人がこだわりぬいて染めた麻素材の生地もすごく良い色なんです。使い込むほどに味が出るこの生地、是非一度店頭でご覧下さい!

※「昭和ウールコートリメイクハンチング」はオンラインショップでの取り扱い予定のない作品となります。ぜひ、衣各店へお問い合わせください!

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