BORO2011.09.07
いつも気まぐれ日記をご覧頂き、ありがとうございます。
オスティア・ジャパン衣の作品名などでも、よく耳にする「襤褸(らんる)」。
「襤褸」とは破れる度に何枚も何枚も当て布を施した状態(ボロ)になった衣服のことで、
「襤褸」は「ぼろ」とも読む事ができます。また、その一言では語れない程の歴史があります。
その昔、青森県で極貧の生活にあえいできた農民が、東北の寒い気候で知恵を使い生み出した「襤褸」、
そこには、破れた衣服で働く夫に少しでも暖かく過ごしてもらいたいと願った女性の「想い」や、
麻が主流であった当時「綿」その物が貴重であり、少しでも無駄にすまいと考えた「モッタイナイ」の
精神も一緒に縫い付けられているのです。
この「BORO」という本には、この「襤褸」の写真と共にどのような背景で生まれたのかが推測され、
記載されており、すごい面白いですよ!今期のテーマ「襤衣」のルーツも垣間見ることが出来、又、
これが一つの道しるべとなります。
襤褸のことにあまり興味がない方でも、まずは1ページごらん頂きたい、
また、襤褸をよく知らない方にも是非読んで頂きたい1冊です。
物が溢れ、使い捨ての時代に慣れてしまっていますが、
この時代だからこそ考えさせられました。興味ある方は貸し出しもしますね!!
寺町店 近藤でした。
衣 2011秋冬カタログ出来ました!2011.09.06
気まぐれ日記をご覧のみなさま、こんにちは。
そろそろ出来上がる頃ではないかと、気になっておられたのではないでしょうか。そうです。ついに完成しました!シーズンテーマにあわせ作られる『衣カタログ』の2011秋冬版!!。
今週末の9月9日(金)より、全店にて一斉配布スタートです!!
そして、今回もお届けいたします。カタログ撮影に関わったスタッフの、この秋冬テーマに対しても“想い”や、カタログ撮影の“裏話”。今回は、滅多と登場しないアノ人にも書き綴っていただきます!!楽しみにしていて下さい!
また、オンラインショップご利用の皆様には、ご注文いただいている作品とあわせ、各店より少しだけ早く、明日9月7日(水)以降に発送予定のお荷物より同梱させて頂きますので、お楽しみにお待ち下さい!!
※数に限りがございますので、お一人様1冊までとさせていただきます。 あらかじめ、ご了承のほどお願いいたします。
「衣の着あわせ」 松本パルコ店2011.09.02
皆様こんにちは。松本パルコ店の島です。
気温もグッと下がったかと思ったら、また上がり…と、毎日の装いも大変な時季ですね。
衣のお店にも秋物が続々と登場しております。今の時季に何かと便利な羽織物の中から、今回は「ペルシアンブルー華長袖シャツ」を紹介します。
衣ではおなじみの華柄に落としこまれた独特な配色は、ペルシャ絨毯の色味から取っています!今までの華柄とはまた違う雰囲気がなんとも格好良いですよね。ペルシアンブルーという名前も格好良い!!
インナーに合わせる色でも、また印象もグッと変わります。袖裏の生地もアクセントになるので、折り曲げて着ても良いですね。
今日は暑くなるかも…、はたまた寒くなるかも…、そんな時に一枚連れていくだけで着合わせのポイントになる、とても華やかな一枚です。
「大原はだか祭」 千葉パルコ店2011.08.29
こんにちは。千葉パルコ店です。
今回のテーマは「この地の祭り」ということで、千葉県いすみ市の『大原はだか祭』をご紹介いたします。
なんと、このお祭り、神輿が海の中にと入ります!“汐ふみ(しおふみ)”と呼ばれ、各神社の神輿が海の中へ突っ込んで行き、何度も空へ神輿を投げるのです。この汐ふみは、9月23日(金)の祭り1日目に行われ、この祭りの一番のメインです!
他にも各神社へ神輿を担いでまわる“村廻り(むらまわり)”や“大別れ”など、見どころは満載!!
2日目の「大別れ」は神輿全基が集まり、大原小学校の校庭を全速力でぐるぐる走りまわり、ひとしきり走り終わると静止し神輿を高く掲げ、『別れが辛い』と哀愁のこもった別れ唄を歌います。陽は落ち、無数の掲げられた提灯に明かりが灯り、とても幻想的で本当に綺麗です。花火もあがりますよ!!
五穀豊穣と大漁祈願の、「大原はだか祭」。毎年9月23日・24日の2日間行われるので皆さんも、ぜひ一度行ってみてください!!
その時は名物の“伊勢海老アイス”もぜひ食べてみてくださいね、、味は、、、食べてからのお楽しみです!召し上がられた方は、ぜひ千葉までご感想をお待ちしております!!
「衣の着あわせ」 寺町店2011.08.27
こんにちは!!衣 寺町店です!!!
毎日暑い日が続いていますが…、この猛暑もそろそろ落ち着いてくるそうです。
衣では早くも秋の新作が入荷し、スタッフも何を買うかウキウキしています!まだ気温も高い、今の季節ですが、今回は少し先を見越して、秋を取り入れた着合わせをご提案させて頂きます!!
この夏の総柄「桐唐草鳳凰Tシャツ」の赤色に合わせたのは、秋の新作「蓮華スタンド七分袖シャツジャケット」。
スタンド襟なのでジャケットっぽくも着ていただけますが、生地は着やすく軽い綿素材なので、今すぐ着ていても風通しも良く気持ちがいいですよ!凹凸のついた生地の質感も大人っぽい一着です。
ボトムスには「刺し子織り道着パンツ」を組み合わせて完成です。
そろそろ秋を取り入れたいこの季節、七分のシャツでまったりお散歩などいかがでしょうか?その他にも、店頭には着まわせるアイテムが続々と揃い始めております。皆様のご来店をお待ちしております!
※「蓮華スタンド七分袖シャツジャケット」は、オンラインショップでのお取り扱い予定のない作品となります。ぜひ、衣各店までお問い合わせください!
「氷川神社例大祭」 代官山店2011.08.26
こんにちは、代官山店です。
皆さんは、「地蔵盆」ご存知ですか?すぐに、ピンと来られた方は、きっと関西出身なのでは・・・!?(東京に来てお話をしていると、びっくり!あまりご存知の方がおられなかったのです。)
地蔵盆とは、地域によって少し差はあるのですが、京都で始まったお祭りで、8月末の土日に、各町内にある<お地蔵さん>の前に集まり、子供達のために行われる行事なのです。町内中の子供の名前の書かれた提灯を飾って、ゲームをしたり、お菓子を貰ったり・・・、子供にとっては夏の一大イベントなのです。(関西では盛んに行われているそうです。)
といったように、とても楽しいものなのですが、地蔵盆が来ると夏休みが終わりに近づいていることを実感してしまい、切なくなっていたのを覚えています。
さて、代官山のお祭りといえば、毎年9月に行われている、氷川神社例大祭。
代官山からは少し離れているのですが、氷川神社には屋台が並び、代官山周辺にも御神輿が来たりと、お祭りムードが感じられる唯一の時期なのです。都会の中を通る御神輿には、また違った魅力を感じることができるのでは・・・、と思いますので、ぜひ代官山店から少し、足を延ばして行かれてみてはいかがでしょうか。
この写真は、先日私の住んでいる近所で行われた神輿の出たお祭りです。法被を見ると、衣のシャツにならないかなーと思わず頭に浮かんでしまうのは私だけでしょうか?(笑)
手作りの襤衣(らんい) ワッペンロンT2011.08.24
私の襤衣(らんい)と言えば、、ここ最近ずっとお店に掛けている私物、
ワッペンロンTでしょうか。こんにちは、千葉パルコ店の今井です。
3年ほど前、代官山店に立たせてもらっていた頃、イベントで作ったワッペンロンT。
無地の藍染ロンTに、昔の広告や看板のデザインをもとに作ったレトロなデザインや、
前掛け生地、古布のパッチワークなどのワッペン、オリジナル釦などを好きな場所に縫いつけた一着。。
ミシンを置いていない千葉パルコ店に来てからは、ミシンを踏む機会も少なくなってしまったのですが、、
その当時はコトコトミシンを動かしながら、いろんな場所に縫いつけていました。
着こむと出てくる撚糸生地独特の表情と、それと一緒に馴染んで柔らかく変化していくワッペン達。
自分で選び、作った分だけ、余計に他の物にはない特別な愛着を感じさせます。また代官山にいた、
その頃を懐かしく思い出させてくれる一着。そういった想いがつまっているこの1着が、私にとっては
大変貴重な襤衣かも知れません。
ちなみにこの間、千葉にご来店いただくお客様に、背中に縫い付けた牛乳瓶のふたワッペンを褒めていただき、ちょっと誇らしい気持ちになりました。
その当時一緒にワッペンを選び、配置を決め、作って下さったお客様のワッペンロンTが、
今どうなっているのかも、実はとても気になるところです。機会があればぜひ、皆様のワッペンロンTのその後、、教えてくださいね。。
私は大切な襤衣、これからも皆さまにお披露目しつつ、大切に育てていきたいと思います。
「五山送り火~灯籠流し」 コロモール2011.08.22
皆様、こんにちは!コロモールの西野です。
京都に移り住み、京都独特の文化に触れ、人生初の送り火と灯籠流しを生で見る事ができました。
葵祭・祇園祭・時代祭とともに京都四大行事の一つとされる送り火と灯籠流し。私も見よう見まねですが、手を合わせてご先祖様に祈りを捧げてきました。
この五山送り火は毎年8月16日に、
「大文字」(京都市左京区浄土寺・大文字山。20時00分点火)
「松ヶ崎妙法」(京都市左京区松ヶ崎・西山及び東山。20時10分点火)
「舟形万灯籠」(京都市北区西賀茂・船山。20時15分点火)
「左大文字」(京都市北区大北山・左大文字山。20時15分点火)
「鳥居形松明」(京都市右京区嵯峨鳥居本・曼陀羅山。20時20分点火)
以上の五山で炎が上がり、お精霊さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるとされるそうです。
大の字は人の形を表し、人間の75の煩悩を燃やし尽くすといった意味があるとの言い伝えもあるそうですよ。しかし、いつから始まったのか…とか字の意味など、疑問に思う事についての文献が残っていないそうで不思議な行事ですよね。
ご先祖を弔うなんて、あまり意識した事がなかったのですが、ちゃんと一年に一回お祭りとして行われる風習が、とても素敵だなと思います。皆様、お盆には先祖に手を合わせていますでしょうか?
そして京都の方は、嵐山での灯籠流しはご存知の方も多いのではないかと思いますが、私も灯籠に施主として名前を書いて川に流させて頂いてきました。とっても素敵な光景なので行かれた事がない方は、ぜひ一度行ってみて下さい!
「襤衣(らんい)に育てる」2011.08.22
これまで登場のスタッフみんな、それぞれに着込んで育てた襤衣を載せていましたね。
皆さんこんにちは。名古屋店の藤原です。
長年、オスティア・ジャパン衣で働いている私も沢山の育てた宝たちがありますが、それらは以前のブログでもご紹介した事もあり、今回は何にしようか…と考えたところ、最近店頭に並んだ久留米絣(くるめがすり)のシャツを見て、これに決めました!
絣とは、縦の糸と横の糸の織りなす柄の織物です。
模様となる白い部分を染め残すために糸をくくり、その後、枷染め(かせぞめ)します。
糸の状態では何を表しているのかわからない物も機織機(はたおりき)にかけ、
縦の糸と横の糸が織り合わさってくると文様が描かれていくのです。
藍で染められた糸の描く文様はとても素晴らしく、白と青の色合いも心を掴みます。使い込まれた古布の色合いは何とも言い難く、心を掴んで離さないものなのです。これまでの作品たちの歴史にも店頭に並んでいた事があります。その中で私が手にいれた絣は、描かれた鯉に乗った翁(おきな)の柄の絣のシャツ。
古布はその時にしか出会えない一瞬の邂逅(かいこう※「偶然」といった意味合いです。)だとも思います。
同じものは二度とない。そんな出会いもあるものです。今現在、店頭には衣の主が久留米で出会った絣の生地にクリスマスローズの手振り刺繍が施された、久留米絣の長袖シャツが入荷しております。
生産できる数も少ないので、一期一会、目にしたら是非手にとってご覧下さいね!
衣 期間限定ショップのお知らせ2011.08.20
皆さま、こんにちは。
この秋も“衣”期間限定ショップの三越伊勢丹での開催が決定いたしました!
現在決定しております日程は下記の通りです。その後は、決まり次第、掲載させていただきます。
・8月31日(水) ~ 9月5日(月) 伊勢丹立川店1F
・9月7日(水) ~ 10月2日(日) 伊勢丹相模原店1F
・10月4日(火) ~ 10月17日(月) 伊勢丹府中店2F
・10月26日(水) ~ 10月31日(月) 三越日本橋本店4F
皆様のお越しを お待ち申し上げております! お近くに お越しの際には、ぜひ お立ち寄りくださいませ!!